バンクーバー〜ビクトリア間のフェリー「BC Ferries」の料金は? 時間は?

ヨス

執筆者

カナダ大好きなブロガー。1年のうち1か月ほどはカナダに滞在。英語学習メディア「英語びより」の編集長。著書『効率化オタクが実践する 光速パソコン仕事術』『読まれる・稼げる ブログ術大全』。

今回は「BC Ferries(BCフェリー)」という船を使って、バンクーバーからビクトリアに行ってきました。

大きな船だし、日本の船と違って完全禁煙です!

日本と違って完全禁煙
日本と違って完全禁煙

ビクトリアまで1時間半ほどかかりますが、快適でしたよ。

フェリーの中の様子は動画でも撮っているのでぜひ見てみてください。

バンクーバーからビクトリアまで最安で行く方法もぜひご覧ください。

「BC Ferries」の詳細情報

まずは、BC Ferriesの詳細情報をまとめました。

港への行き方(アクセス)・地図

BCフェリーの港への行き方(アクセス)はバスがオススメです(参考: カナダのバスについて)。

Bridgeport駅からTsawwassen 港までの間
Bridgeport駅からTsawwassen 港までの間

バンクーバー(Tsawwassen Terminal)港へのアクセス

バンクーバー側の港は「Tsawwassen Terminal(ツワッセン・ターミナル)」となります。

この「Tsawassen」は地名ですが、スペル通りだと本当は「ツァワッセン」と読むべきなんでしょうが、現地の人は「タワッセン」と「トワッセン」の間のような発音で読みます(というか「あいまい母音の[ ə ]」)。

でも日本語だと「ツワッセン」と書くそうなので、この記事でも「ツワッセン」と書きます。

詳細情報はこちらになります。

港名Tsawwassen Terminal
住所1 Ferry Causeway, Delta, BC V4M 4G6
電話888-223-3779
料金※ こちらに記載しています
時刻表公式サイト
駐車場【短期パーキングエリア】
15分: $1.00/24時間ごとに$30.00
2時間まで: $19.00(0:00まで)

【長期パーキングエリア】
6時間まで:$14.00
24時間ごとに:$25.00
最初の24時間以降、12時間ごとに:$12.50
クレジットカード使用可能
喫煙状況完全禁煙
公式サイトhttps://www.bcferries.com/
備考フェリーの中はフリーWi-Fiが使えます。
「Tsawwassen Terminal」の詳細情報

場所を地図で見てみましょう。

港までは、バンクーバー圏内を走る「Sky Train(スカイトレイン)」の Bridgeport(ブリッジポート)駅からバス1本で行けますよ。

バス停は、スカイトレインのブリッジポート駅のすぐ近くにありますよ。

Tsawwassen Ferry(ツワッセンフェリー)行きのバス停を探してください。

Tsawwassen(ツワッセン)行きのバス停
Tsawwassen Ferry(ツワッセンフェリー)行きのバス停

番号だと「620」番です。バス停にも「620 Tsawwassen Ferry」と書いています。

日によってはかなり観光客が多いので、列になりますよ。

ビクトリア(Swartz Bay Terminal)港へのアクセス

反対に、ビクトリアからバンクーバーに行く場合は「Swartz Bay Terminal(スワーツ・ベイ・ターミナル)」という港に行きます。

詳細情報はこちらです。

港名Swartz Bay Terminal
住所11300 Pat Bay Highway, Sidney, BC V8L 3S8
電話888-223-3779
料金※ こちらに記載しています
時刻表公式サイト
駐車場【短期パーキングエリア】
30分ごとに:$1.00
24時間ごとに:$23.00
最初の24時間以降、12時間ごとに:$8.00

【長期パーキングエリア】
6時間まで:$8.00
24時間ごとに:$16.00
クレジットカード使用可能
喫煙状況完全禁煙
公式サイトhttps://www.bcferries.com/
「Swartz Bay Terminal」の詳細情報

場所はこちらです。

この港にはダウンタウンから出ているバスで行けます。

ビクトリアのダウンタウンと「Swartz Bay Terminal」をつなぐバスには2種類あります。

  • 70番 …… 50分程度
  • 72番 …… 1時間半程度

もちろん70番のバスのほうが早いのでオススメです!

Tsawwassen Terminal(バンクーバー側)の混雑状況

Tsawwassen Terminal(バンクーバー側の港)は、週末は混んでいました。

わたしも最初に行ったとき、「チケットを買うだけにこの列にならぶのか……」とショックを受けたほど。

Tsawwassen Terminalの建物の前にチケットを買う人の列
Tsawwassen Terminalの建物の前にチケットを買う人の列

上の写真のような列に並ぶんですよ……。

並んでいる方に「ええ……これってチケットの列ですか?」と尋ねると、「そう。私もちょうどビックリしてたところ」と言われました。

バス停を降りたらすぐに列が建物の外にはみ出ているのですぐに分かると思います。

でも、チケットの券売機はたくさんあるので、意外とスイスイ進みましたよ!

「BC フェリー」バンクーバー・ビクトリア間の料金

BCフェリーの「バンクーバー(Tsawwassen Terminal)」と「ビクトリア(Swartz Bay Terminal)」の間の料金はこちらです(2025年4月現在)。

乗客/乗り物Saver運賃(要予約)Prepaid運賃(要予約)ターミナル購入(当日)
幼児(5歳未満)無料無料無料
子ども(5〜11歳)$7.50〜$9.55$9.55約$10.00
大人(12歳以上)$15.00〜$19.10$19.10約$20.00
シニア(65歳以上・BC州在住)無料(月〜木のみ)$9.55(有料)$10.00前後(祝日は有料)
車(全長20ft以下)$49〜$89(運転手含む)$105(運転手含む)約$95(運転手含む)
バイク約$30〜$40(運転手含む)約$50(運転手含む)約$45(運転手含む)
トラック・大型車(20ft超)$89〜+$7.50/ft(目安)$105〜+$7.50/ft(目安)$95〜+$7.50/ft(目安)
バンクーバー→ビクトリアのフェリー料金

チケットは公式サイトで予約したほうが安く買えるのでオススメです。

Saver運賃、Prepaid運賃などの違いは以下のとおり。

項目Saver運賃Prepaid運賃ターミナル購入
料金(目安)$15.00〜$19.10$19.10約$20.00
購入方法公式サイトから事前予約公式サイトから事前予約フェリー乗り場で当日購入
主な特徴最も安いが、便・時間帯限定。キャンセル制限あり事前予約・支払い必須、どの便でも使える。変更・キャンセル可能予約不要。満席の可能性あり、料金やや高め

Saver運賃に値段の幅があるのは、飛行機のような「変動料金制(ダイナミックプライシング)」を採用しているからです。

空いている時期、時間帯なら$15.00で乗れることもありますが、これは読めないですよね。

さらにくわしくはこちらに。

チケットはターミナルにある券売機で当日買うことはできますが、割高になっています。

BC Ferriesの券売機
BC フェリーの券売機

もちろん、クレジットでのお支払いが可能です。

こちらは券売機の画面。わたしは現地で買ったので券売機で購入する手順も紹介します。

行き先を選ぶ
行き先を選ぶ

まずは行き先を選びます。

ビクトリアのダウンタウンに行きたい場合は「Swartz Bay」行きを選びましょう。

つぎに、チケットを選びます。

チケットを選ぶ
チケットを選ぶ

まぁ、この記事を見ている人は12歳以上だと思うので、17.20ドルですね(※ 2019年当時の値段です)。

お子さんがいる場合は、それも追加しましょう。枚数もここで指定できますので。

BCフェリーのチケットはこんな感じ。

BCフェリーのチケット
BCフェリーのチケット

2枚ありますが、もう1枚はレシートです。

フェリー乗り場の外観・内観

今度はBCフェリーのフェリー乗り場の雰囲気を紹介しますね。

バンクーバー側の港「Tsawwassen Terminal」の様子

バンクーバー側の港「Tsawwassen Terminal(ツワッセン・ターミナル)」の外観はこちら。

バンクーバー側の港「Tsawwassen Terminal(ツワッセン・ターミナル)」の外観
バンクーバー側の港「Tsawwassen Terminal(ツワッセン・ターミナル)」の外観

たぶん、列ができているので、バスを降りるとこんな光景を目にすると思います。

BCフェリー「Tsawwassen Terminal」の建物の前にある列

最初はうんざりしてましたが、思ってたよりは待ちませんでした。

ということで、中に入ります。

BCフェリーツワッセン港の建物
BCフェリーTsawwassen Terminal(ツワッセン・ターミナル)の建物

Tsawwassen Terminal(ツワッセン・ターミナル)の中の様子

ツワッセン・ターミナルの中には、チケットの券売機がありますので、そこで買いましょう。

BC Ferriesの券売機
BC フェリーの券売機

買ったあとは、「EXIT」のほうへ。

「EXIT」のほうへ
「EXIT」のほうへ

そして、エスカレーターを登りましょう。

エスカレーターを登る
エスカレーターを登る

上の写真に「2-5 Berth(2番〜5番停泊所)」とありますが、ビクトリア行きは5番です!

ひたすら「Berth 5(5番停泊所)」を目指す

あとはひたすら歩いて「Berth 5(5番停泊所)」を目指すのみです。

Berth 5を目指して歩いていく
Berth 5を目指して歩いていく

こんな感じで真っすぐなので迷うことはないかと思います!

おそらく、下記のように並んでいると思います。

乗船客が並んでいる
乗船客が並んでいる

間違いなく「 5 」番ですよね。

5番停泊所
5番停泊所

あとは船に乗るだけです!

このフェリーは車やバスなども乗ります。

車が乗っているのが見える
車が乗っているのが見える

船に乗る時に、車がフェリーに乗っていっているのが見えますよ。

ビクトリア側の港「Swartz Bay Terminal」の様子

今度はビクトリア側の港「Swartz Bay Terminal」の様子です。

こんな建物ですね。

ビクトリア側の港「Swartz Bay Terminal」の建物
ビクトリア側の港「Swartz Bay Terminal」の建物

こちらは船から降りて出口に向かう画像です。

船が到着したときの出口
船が到着したときの出口

エスカレーターを登って出ます。

Swartz Bay Terminalの内側
Swartz Bay Terminalの内側

Swartz Bay Terminalを出るとこんな感じ。

Swartz Bay Terminalの外
Swartz Bay Terminalの外の景色

右前にはダウンタウンに向かうバスがあります。

ダウンタウンに向かうバス
ダウンタウンに向かうバス

BCフェリーの中の様子

ではいよいよBCフェリーの中に乗った様子を紹介します。

BCフェリーの外観

こちらがBCフェリーの外観です。

BCフェリーの外観
BCフェリーの外観

バンクーバー側から乗るときはじゃっかん天気が悪かったのですが。

BCフェリーに乗り込む橋
BCフェリーに乗り込む橋

BCフェリーに乗り込むときは、上のような青い橋で繋がります。

「BCフェリー」の客席

そして、フェリー内の客席です。

たくさんの席がある

BCフェリー内にはたくさんの客席があります。

客席がたくさん
客席がたくさん

2階にわたって、こんな席がたくさんあるので、よっぽどでないと座れないことは無いと思います。

BCフェリー内の座るところ
BCフェリー内の座るところ

ちなみに、わたしが乗ったのは6月中旬の週末です。

こんな通路に沿った席もあります。

通路に沿ってある席
通路に沿ってある席

VIPの部屋

追加料金$14.00で入れるVIPの部屋もあります。

追加料金で入れる部屋
追加料金で入れる部屋

ごみごみしててないし、景色もよく見えそうな部屋ですね。

ええ、もちろんお金がもったいないので入ってないですよ(笑)。

BCフェリー内にあるカフェ

こちらはBCフェリー内のカフェです。

朝からたらふく食べていたので食べませんでしたが、カフェはかなりの混みようでした。

カフェはかなりの混みよう
カフェはかなりの混みよう

長蛇の列があって、買うだけでも大変な様子でしたよ。

レストランは長蛇の列
カフェは長蛇の列

ああ……食べてきてよかった。

フリーWi-Fiも通っている!

そしてうれしいことに、BCフェリーの中にはフリーWi-Fiも通っています!

フリーワイファイが使える
BC フェリーの中はフリーWi-Fiが使える

「BC Ferries」というのを選択したら、英語が出てきますが、まぁ、I Acceptを選択したらオッケーです。

充電が切れそうだったら、充電用のコンセントも客席にちらほらとあります。

充電用のコンセント
充電用のコンセント

さらには、パソコン用の席もあるんです!

パソコン用の席もある
パソコン用の席もある

……こ……これは!! 嬉しいですね。

わたしも使わせてもらいましたよ。

パソコン用の席は最高でした
パソコン用の席は最高でした

コンセントもあるし、あとLANケーブルをつなぐところもありました。

ただ、何もせずにねてる人とかいたのですが、これは迷惑ですね……。座るのはパソコンを使う人だけにしましょう。

BCフェリーの外の設備

そして、BCフェリーのデッキも紹介します。

こんなトビラから外に出られます。

デッキへの扉
デッキへの扉

外にでるとこんな感じ。

BCフェリーの外の通路
BCフェリーの外の通路

こんな通路を歩いていくと、船尾にも行けますよ。

船のなんかの設備
船のなんかの設備

BCフェリーの船尾

BCフェリーの船尾はこちら。

BCフェリーの船尾
BCフェリーの船尾

こんな感じで広場になっていて、人が溜まっています。

船尾の広場
船尾の広場

天気が悪かったので写真が暗くてアレですけど……。

船尾から海を見ると……?

船尾から見た海
船尾から見た海

おおー!! すごい景色ですね。

BCフェリーのデッキ

階段を登って上に行くとデッキです。

デッキへの階段
デッキへの階段

デッキにはベンチがたくさんあります。

デッキにはベンチがたくさん
デッキにはベンチがたくさん

雨が降ってたり、冬の間はきついかもしれませんが、夏の期間は気持ちのいい時間が過ごせるはずです。

空を見ると「お約束」のカモメが飛んでいました。

お約束の「かもめ」
お約束の「かもめ」

たくさんの方がとりあえずカモメの写真を撮っていました(笑)。

船の写真
船の写真

船から降りるときはこちら

ちなみに、到着して船を降りるときには「Foot Passenger Exit(歩きの客の出口)」のところのドアから出ます。

Foot Passenger Exitのドアから出る
Foot Passenger Exitのドアから出る

ここで「Foot」と言っているのは、車で乗り込んでいるお客さんと区別するためですね。

BCフェリーからの景色

最後にBCフェリーからの景色です。

島が見える
島が見える

ビクトリアに近づくに連れ、途中から天気がよくなってきました♪

こちらはビクトリア側(Swartz Bay Terminal)の港の風景。

Swartz Bay Terminalの港の風景
Swartz Bay Terminalの港の風景

まとめ

今回は「BC Ferries(BCフェリー)」に乗ってきました。

飛行機、水上飛行機、フェリー……の3種類があるのですが、個人的には安いので超オススメです。

だって、バンクーバーのダウンタウンからビクトリアのダウンタウンまで、最安で$25程度で行けますからね……。

ということでBCフェリーをぜひご利用ください。

バンクーバーからビクトリアまで最安で行く方法はこちらの記事をご覧ください。

こちらは水上飛行機のレビューです。早くいけますが高いですよ。