「自分探し」という言葉を耳にすることがあります。
ポジティブで真面目で、すっごく聞こえのいい言葉ですよね。
よく海外に「自分探しに行く」という話を聞きますが、海外に行けば「自分」を見つけられるのでしょうか?
結論から言うと、海外に行ったからと言って、自分が見つかるわけではありません。
そもそも「自分探し」とは?
そもそも自分探しとはどういうものを指すのでしょうか?
意味的には「本当の自分」を探すという意味です。では「本当の自分」とは?
「本当の自分」って?
このあたりでしょうか?
答えなんてあるのか……? 難しい雰囲気が満載ですね。
「自分探し」のために海外に行ったり、世界一周に行ったりする人がいますが、冷静に考えると不思議です。
そう。自分はここに居るのに、海外に「自分」を探しに行くのですから。
率直に言いますが、海外に自分探しに行っても自分なんて見つからないでしょう。
外に向かって行くことで、自分なんて見つかるわけありませんよね?
自分の内面を見ないとダメなのでは?
では海外に行くのはムダ?
こいういうことを書くと、「じゃあ海外に行くのはムダなの?」と思われるかもしれません。
もちろん、まったくムダではありません。むしろ、わたしは海外に行くべきだと思っています。
なぜかというと、海外に行けば日本で自信がなかった人も、きっと自信がつくからです。
実はわたしも20歳まで、自分にまったく自信がありませんでした。
なに1つ困難なことも達成した経験もないし、大学受験も失敗したし、ダメダメすぎてコンプレックスの塊でした。
ところが、わたしが専門学校のときに、突然海外に興味を持ったのです(高校ぐらいから「日本が自分に合わない」と思っていたのが発端)。
通っていた専門学校から交換留学生としてアメリカに行きました(その前にカナダにホームステイもした)。
これがわたしの人生を変えたのです。
「自分探しをするぞ!」なんてみじんも思っていませんでしたし、自分も見つかりませんでした。
でもとにかく、めちゃめちゃ自分に自信がついたのです。
アメリカで「切手1つを買うだけでもあたふたしてた経験」を乗り越えたら、日本で何かをするなんて楽勝すぎだと気づいたから。
そう。言語がなに1つ不自由なく伝わって、コミュニケーションが取れることって、すっごく楽勝なんです。
アメリカに行くまで、電車に1人で乗るのですらオドオドしていた田舎者のわたしがですよ。
若者は「自信」を得るために海外へ行け!
というわけで、わたしがこの記事で言いたいのは、こういうことです。
自分探しをしに海外に行っても「自分」は見つからないけど、めっちゃ自信がつくので、とりあえず若者は海外へ行け!!
「自分探し」なんてモヤっとした言葉を使うのは自分に自信がないからです。
自分に自信がつけば、「今のありのままの自分が自分なのだ!」ということが理解できるので、そんな言葉に逃げなくてもいいんですよ。
ということは、結果的に海外に行ったら「自分探し」も果たせるということになりますね。
まとめ
繰り返しになりますが、日本人は「とりあえず海外に行けばいい」と思います。
多くの人は知らないと思いますが、日本人って有利なんですよ。「ワーキングホリデービザ」を使えば、いろんな国に簡単に滞在することができますから。
普通は海外で住むには難しい試練がいっぱいあるんですが、「若い」というステータスだけで取得できるワーキングホリデービザがあれば余裕です。
ということで、若者は何も考えずにワーホリで海外に行こうぜ!!(※もちろん、計画して行くほうがベターです)