カナダに行くときに、こんな不安はありませんか?
カナダってフリーWi-Fiって使えるんスか?
実は、カナダの多くの場所でフリーWi-Fiが使えます。
本記事ではフリーWi-Fiってなに?というお話から、カナダでフリーWi-Fiに接続する方法まで紹介します。
目次
【前提】フリーWi-Fiってなに?
そもそも、フリーWi-Fiって何でしょうか?
そのまんまですが、「フリー=お金がかからない」で使えるWi-Fiのことですね。
こちらの画像をご覧ください。

上側の1のように鍵マークがないものが、フリーWi-Fi(公衆無線LAN)です。
下側の2のように、鍵マークがあるものは個人のWi-Fiです。パスワードがないと接続できません。
カナダでフリーWi-Fiの使える場所
では、カナダでフリーWi-Fiの使える場所にはどういうところがあるのでしょうか?
カナダでフリーWi-Fiの使える場所
行政が整備しているフリーWi-Fi
まず、行政が整備しているフリーWi-Fiがあります。

たいていの場合、カナダのこういう場所では整備が整っています。
もはや、海外からくる人にとっては「フリーWi-Fiは整備されていて当然」という認識ですから。
お店が設置しているフリーWi-Fi
カナダのショッピングモール、レストラン、カフェをはじめ、お店側がフリーWi-Fiを設置している場合も多いです。

パスワードをお店側の壁に貼っていることもあります。
なぜ無料でWi-Fiを開放しているのかというと、お客さんにきてほしいからです。
あのお店、Wi-Fiも使えるから、あそこで待ち合わせにしよう!
……ってなりますよね。
わたしがバンクーバーに行くときは、以下のようなお店のフリーWi-Fiにお世話になっています(笑)。
フリーWi-Fiでよく利用するお店
通信会社が整備しているフリーWi-Fi
カナダでもインターネットの通信会社が整備しているフリーWi-Fiがあります。
たとえば、わたしがリッチモンドに住んでいたとき、家ではTELUSに契約していました。

すると、街の中にもTELUSのフリーWi-Fiスポットがあり、無料で使えていました。
もちろん使うにはパスワードが必要で、契約していないと使えません。
カナダのプロバイダーの「Shaw」が提供する「ShawOpen」というフリーWi-Fiもよく見かけますが、パスワードがないとつながりません(残念)。
カナダでフリーWi-Fiに接続するときの5つのパターン
では、カナダのフリーWi-Fiに接続するときによくある5つのパターンを紹介します。
カナダでフリーWi-Fiに接続するときのパターン
フリーWi-Fiを選択するだけの場合
まず、カナダでよくあるフリーWi-Fiのパターンが、ただ単にそのWi-Fiを選ぶだけというもの。

これは簡単でいいですよね。
公式サイトに移行し承認する場合
カナダのフリーWiFiに接続するときの2つ目のパターンが、公式サイトに移行し承認するものです。
大手企業などのフリーWi-Fiの場合は、フリーWi-Fiを接続するときに公式サイトへ飛ぶことが多いです。
Wi-Fiを選択してもなかなかつながらないときはこのパターンが多いです。
こちらの画像のように、接続中のマークがぐるぐると回りだし……

しばらくすると、公式サイトの画面が開きます。

ここでI Agree(規約に同意)やAccept & Connect(受け入れて接続する)というボタンを押せばオッケーです。
たいていの場合、このあと、企業の広告ページに移行しますがそのまま閉じればオッケーですが。
ちなみに、次のようにわかりづらい画面のときもあります。

メールアドレスの登録が必要な場合
カナダのフリーWiFiに接続するときの3つ目のパターンが、メールアドレスの登録が求められるものです。
フリーWi-Fiを選択後、公式サイトにつながり、そこでメールアドレスの登録が必要です。
すると、しばらくしてメールが届くので、そこで「承認」してはじめてネットが使えるようになります。
正直なところ、めんどくさすぎます。
SNSでログインする必要がある場合
FacebookなどのSNSでのログインが必要なパターンもあります。
多くの場合、前述した「メアドの登録」か「SNSでのログイン」かを選べますが、これも面倒です。
身元の確認を求めているということでしょうか。
パスワードが必要な場合
最後のパターンがパスワードが必要なものです。
このパターンは、鍵マークがついているWi-Fiになるので、厳密には「フリー」Wi-Fiじゃないのですが。

インターネット会社に登録していないと使えないフリーWi-Fiなどがそうですね。
レストランやカフェによっては、パスワードを書いた紙をレジの前に置いてあって、それを見てパスワードを入れて使うこともあります。
お店の人にWi-Fiパスワードを聞いたら教えてもらえるというパターンもあるので、フリーWi-Fiがなくても聞いてみるといいかも!
フリーWi-Fiのつなぎ方
基本的なフリーWi-Fiのつなぎ方を紹介しますね。
設定から「Wi-Fi」を選択
まずはスマホの「Wi-Fi設定」の画面を開きます。
iPhoneの場合は、「設定」のアイコンを開き、「Wi-Fi」の文字をタップするだけです。
フリーWi-Fiを選択
スマホが接続できるWi-Fiを読み込みます。

「ネットワークを選択」のところから、選びましょう。
フリーWi-Fiに接続中
選ばれたWi-Fiに「接続中」になります。

多くの場合、上の画像のように接続中のマークがグルグルと回りますよ。
「セキュリティ保護されていないネットワーク」という表示が出ますが、つないで大丈夫です。
くわしくはこちらをご覧ください。
これでつながる場合もありますが、ときどきつながらないこともあります。
その場合は、公式サイトに移行するのを待ちましょう(下記画像のような画面を待つ)。

上の場合は、I Agree(規約に同意)を押すとオッケーです。
ちなみに、この画面でボタンを押さないと、ネットにつながりません。サービスによっては、メールアドレスの入力が必要だったり、面倒くさいものもあります。
規約というのは、多くの場合「このネットワークは暗号化されてないから危険性があるけど、ちゃんと理解してね」という内容です。
Accept & Connect(受け入れて接続する)という表記のときもありますよ。
カナダでフリーWi-Fiを使うときの注意
最後にカナダでフリーWi-Fiを使うときの注意点をまとめます。
よくわからないフリーWi-Fiにはつながない
まず「よくわからないWi-Fi」には絶対につながないようにしましょう。
つまり、提供者が謎のフリーWi-Fiのことですね。
Wi-Fiの名前は、多くの場合は、空港や図書館、お店、ショッピングモールなどの名前になっています。
そうじゃないWi-Fiにはつながないのが原則です。
まるでアリジゴクのように、フリーWi-Fiをエサに接続する人を待っていて、接続した人から個人データを抜き取ったりすることを企んでいる人もいるかもしれません。
「鍵マーク」のないWi-Fiを発見して、「ラッキー♪」と思ってなんでもかんでもつなぐのは危険だということです。
フリーWi-Fiは完全に安全ではないことを知っておく
そして、公共のフリーWi-Fiは安全ではないことを知っておいてください。
なぜなら、鍵マークがないものがほとんどだからです。
たとえば、こちらはカナダの空港でのWi-Fiですが、鍵マークはありませんよね。

鍵マークがないということは、ネットで入力する内容が暗号化されずに送られるということを意味します。
つまり、悪意のある人が同じWi-Fiにつながっていて、やろうと思えば内容が見えるということです。
名前、住所、電話番号やクレジットカードのような個人情報はフリーWi-Fiにつないでいるときは入力しないようにしましょうね。
フリーWi-Fiに見えてつながらないものもある
カナダでは、一見、フリーWi-Fiに見えてもつながらないものがよくあります。
たとえば、こちらの画像内にある「ShawOpen」。

鍵マークがないため、つなげそうなのですが、つながりません。
じつは「Shaw」というのはカナダのインターネットプロバイダーで、契約していないとつながらないんですね。
制限時間のあるフリーWi-Fiがある
フリーWi-Fiとはいっても、時間や1日に使える回数に制限があるものもあります。
たとえば、1日に5回、1回30分まで……のように。
この場合は、30分に1回、つなぎ直す必要があるため面倒です。
フリーWi-Fiに一度つなぐと次もつながる
フリーWi-Fiは、一度つなぐと次に来たときには自動でつながります。
まちがって、へんなところにつないでしまっても次も勝手につながるということです。
いらないWi-Fiは削除しておきましょう。
まとめ
今回はカナダのフリーWi-Fi事情について紹介しました。
海外の空港では、使うことが多いと思うので、この記事が参考になればうれしいです。
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また、自分用のポケットワイファイ(グローバルWi-Fiなど)を持つのもオススメですよ♪