海外旅行、特にはじめての人にとって、飛行機到着後の行動にとまどいますよね。
今回は、カナダのバンクーバー国際空港(YVR)に着いて、入国審査を受ける方法を紹介します!
【重要】バンクーバー国際空港には無料Wi-Fiがある
バンクーバー国際空港には無料Wi-Fiがとおっています。
スマホのWi-Fiで「@yvrairport」というのを選択しましょう!
するとこんな画面が立ち上がってきます(立ち上がらないときはブラウザを立ち上げるとこの画面になる)。
ここでI Agree(同意する)をクリックすればWi-Fiが繋がりますよ!
なので、バンクーバー空港に着いたら、この記事を見ながら空港の中を移動するのをオススメです!
バンクーバー国際空港に着いて入国審査まで
バンクーバー国際空港(Vancouver International Airport)は、カナダの玄関とも言える国際空港です。空港のコードは「YVR」。
場所的にはブリティッシュコロンビア州のリッチモンド市(Richmond)にあります。
そう、バンクーバーという名前ですが、厳密にはバンクーバーにないんですね!
ではバンクーバー国際空港に飛行機で着いて、入国審査を終えるまでを紹介します。
飛行機を降りて
では、飛行機を降りてバンクーバー国際空港の中を歩いていきましょう。
とはいっても、基本的にみんなの後をついて行けばオッケーですよ(笑)。
「Arrivals(到着)」のサインを追って行く
飛行機を降りたら、とりあえず「カバンのアイコン(Arrivals: 到着)」を追っていけばいいです。
……ということを知らなくても、みんなの後を着いていけば問題ありません。行くところは同じなので。
エスカレーターで上へ
おそらく、すぐにエスカレーターで上に登っていくと思います。
到着したところは2階で、3階に登っていくということですね!
エスカレーターを登ったら、今度は「All Passengers(すべての乗客)」という文字を目指しましょう。
さっきの「Arrivals」のときとバッグのアイコンイラストは同じなので、とにかく「バッグ」のイラストを追っていけばいいです。
ちなみに、歩いていると1階が見えます。
このときは早朝でお店が開いていませんでしたが。
そのまま、ほかの方と同じ方向にひたすらまっすぐ進んでください。
動く歩道を越えたらもうすぐ
すぐに「動く歩道」が見えてきます。そしたらもうすぐです!
動く歩道の向こうにこんな看板が見えてきます。
この看板ですが、ちょっと迷いますよね……。
前にあるエスカレーターを降りる!
なんかややこしい看板ですが、気にせずまっすぐに行きましょう。
ほら、こんな看板がありましたよ!
英語とフランス語で「ようこそ」と書いてあります!
そのまま、目の前のエスカレーターを下ってください!
大きな円形のオブジェが見えてきた!
エスカレーターを降りながら左前に大きな円形のオブジェが見えてきます。
こんなオブジェです!
オブジェの後ろには水が滝のように流れていますよ!
オブジェの目の前に入国審査の場所
そのオブジェの目の前にはこんな風景が!
大きな木彫りの人形×2 が迎えてくれます!
この人形を見たら「バンクーバーに来た!」って感じですねぇ。
そのままエスカレーターを降りて1階に行きましょう。
上の写真はエスカレーターを下ってから、見上げたところ。
入国審査の手続き
そして、いよいよ「入国審査」の手続きです。
以前は英語で書かれた紙に記入していく……という大変な作業が必要でしたが、今は超簡単ですよ!
それは「Border Xpress(ボーダーエクスプレス)」と呼ばれる機械をバンクーバー空港が導入したからです。
この機械のすばらしいところは、画面に日本語で現れるボタンをポンポンと押していくだけでオッケーだということ。ラクすぎますね……。
「Border Xpress(ボーダーエクスプレス)」のところへ
では、「Border Xpress(ボーダーエクスプレス)」のところに行きましょう。
まっすぐ進んでいけばオッケーです。
いっぱいあるので空いているところに行きましょう。列ができることはほとんどありません。
「日本語」を選択
まずは言語を選ぶ画面なので、日本語を選択しましょう。もちろん英語でもいいけど。
「続ける」を押す
「個人情報保護に関する説明」が表示されます。
長い文面がありますが、どちらにしても続けるを押さないと次に進めないので押しましょう。
申告する人数
次は「ご一行の中でこの申告に含まれている人は何人ですか?」という質問ですが、申告する人数ですね。
1人なら1を、家族5人で来たのなら5を押しましょう。
ん? 表示には5までしかないのですが、6人家族だったらどうするんだろう?
居住地
お次は「居住地」、つまり住んでいるところですね。
これを読んでいる多くの方は日本でオッケーでしょう。
もちろん、日本以外からバンクーバーに来た方は、その国を選択してください。
どこを経由して来た?
お次の質問「どこから到着しましたか?」という質問は不意打ちを食らうかもしれません(笑)。
回答はこちらの中から選びます。
ご自身の飛行機の経路からお選びください。
日本から直接来た場合は「米国以外の国から直接」を選択します。
パスポートをスキャンする
ではパスポートをスキャンしましょう。
パスポートの自分の写真が写っているところを開いて、下の写真のようにスキャンするところに置きます。
もし、カナダの永住権を持っている方は「カナダ永住権カード」でもオッケーなようです。
顔写真を撮影
そして、お次はなんと顔写真を撮影します。
この機械の上にカメラがあるので、そこで撮ってくれますよ!
こういうものは外してから撮影します。
ということでしましま帽子を脱いで撮影です。
あと、自然な表情で撮影しましょう。笑顔はダメなようです。
カナダを訪れた目的は?
お次は「カナダを訪れた目的は?」という質問です。
多くの場合は「旅行」だと思います。ご自分に合ったものを選択してください。
日本語なのでラクですねー。
カナダでの滞在期間
そして「カナダでの滞在期間」を入力します。
数字のキーボードが出現するので、それで入力しましょう。
到着した日を含め、最後にカナダを出る日までの日数を数えましょう。
カナダへの旅行者の免税範囲
そして「カナダへの旅行者の免税範囲」です。
実はわたし、ここで間違ってしまいましたので注意です。
どういうことかというと、「カナダに入国するとき」に外国で買った物を持って入国すると「税金」がかかるんですね。
でも、たとえば「一品60カナダドル以下の贈答品(アルコール・たばこ類を除く)」「ワイン1.5リットル」「たばこ200本」の場合は税金がかかりません。
でもそれを超えている場合、自分で「超えています」という申告をする必要があります。
そこで、こちらの画面ですよ(上で載せたのと同じですが)。
この画面では「免税枠を超過していますか」という質問に対してはい、もしくはいいえで答えるんです。
わたしは贈答品は何一つ持ってなかったので、本来「いいえ」にするべきでした。
ところが「はい」を押していたんですね。間違う人もいると思うのでお気をつけを。
そしたら、あとで対面で審査官に「申告するものはなんですか?(英語)」と聞かれて困りました(だってそんなモノないもの……)。
申告
そして、危険物などを持ち込んでいないことの申告です。
簡単にまとめると……
こういうことですが、全部いいえの場合はすべて「いいえ」が右上にあるので押しましょう。
申告が嘘でないことの証明
最後に「申告」が嘘ではないという証明です。
間違いなければ証明するを押して終了です!
レシートが出てくる
紙(レシート)が機械から出てくるのでそれを取りましょう。
紙には先程撮影した自分の写真、名前、誕生日などが印刷されます。
ちなみに「申告するもの」がある場合は、紙の右上に、大きく「C」と書かれています。
審査官のところへ
さて、機械で審査を終えれば、今度は入国審査官のところに行きます。
こんなところで並ぶようになりますが、そんなにたいしたことありません。
審査官にはパスポートと先ほど機械から出てきたレシートを見せましょう。
すると「入国の目的は?」とか「何日いるの?」ぐらいを聞かれるだけです。
ただ、人によっては「現金を持っているか?」とか「カナダで泊まるところの住所は?」など細かく聞いてくるので注意です。
荷物を受け取り出口へ
では荷物を受け取って出口に行きましょう。
預けていた荷物を受け取る
さて、ここまで来てやっと飛行機に預けていた荷物を受け取れます。
出口へ
そして、出口です。
出口前にはスタッフがいるので、先ほどのレシートを渡します(パスポートは見せなくていい)。
ここにいる人はびっくりするほど無愛想ですが、これが通常運転なので気にしない。
駅もすぐに近くに
バンクーバー国際空港の2階から電車(スカイトレイン)のYVR Airport (バンクーバー国際空港)駅まで繋がっています。
迷うことなく電車に乗れますよ。
こんなところをまっすぐ行けばオッケー。
ちなみにこの左にある植物に注目です。
なんと、壁が植木鉢になっていてたくさんの植物が植えられているんですよ!
というわけで、あっという間に駅に着いちゃいました(厳密には4階までエスカレーターでのぼります)。
スカイトレイン(SkyTrain)という電車はこんな姿です。
ダウンタウンまで行く場合は、「Waterfront行き」に乗れば30分ほどで着きます。
逆にリッチモンドに行きたい場合は「Bridgeport(ブリッジポート)駅」で「Richmond–Brighouse(リッチモンド-ブリッグハウス)行き」に乗り換えましょう。
ちなみに、電車に乗るのならコンパスカードを買っておくのをオススメです。
これはSuica(スイカ)のようなカードで、安いし、クレジットカードでチャージできて便利ですよ。
バンクーバー国際空港について
さて、せっかくなのでバンクーバー国際空港についても簡単に紹介します。
じつはバンクーバー国際空港の中を案内してくれるツアーに参加してきたんです。
「海・空・陸」がロゴのモチーフ
バンクーバー国際空港のロゴをご存じでしょうか?
Wi-Fiの画面だと、「ログイン」と書いているすぐ下にある「YVR」というのがそうですね。
3色で作られたロゴなのですが、これが「海・空・陸」をイメージしているんだそうです!
それを知ってから空港内を歩いていると、なるほど……。
ゴミ箱のデザインもロゴの色に揃えられていました。
「海・空・陸」を意識したデザイン
さて、ロゴが「海・空・陸」をイメージしたデザインであると書きました。
じつはロゴだけでなく、空港の中も「海・空・陸」をイメージしたものがいっぱいあるんです。
たとえば、空港を外から見たときの壁を見てください。
岩で作られていますよね? これは「陸」をイメージしています。
内壁も同じです。
ほら、柱が岩になっていますよね?
そして、こちらの柱を見てください。
これ、言われないと気づかないと思いますが、「木」をイメージして作られているんだそうです!
これは絶対に気づかないわ!
こちらは「空」をイメージしていますね。
そして、床には「水」をイメージしたものがいろいろと。
こちらは「川」をイメージしたタイルですね。
こんなタイルもあちこちにありますよ。
極めつけはこちらの窓。
窓一面が海……というか波になっているんです!
これ、近くで見ると、その凄さに「すげー!!」とうなりたくなります。
見てください!
こんなに細かい作業をして「波」を表現していたんですよ! たしかこれ、日本人の方がデザインしたと言っていました。
ファーストネーション(先住民)のアート
カナダの先住民は「First Nations(ファースト・ネーション)」と呼ばれています。
そのファースト・ネーションのアートが空港内のいろんなところで見られます。
まず、こちらは入国審査をするところの広場にある像。
超・大きな木彫りの人形ですね。
トーテムポールを現代風にしたものもあります。
上で紹介した、波をイメージした窓の前にはこんなオブジェが。
動物たちと船に乗っている姿ですが、背景の波とリンクさせていて超センスいいですね……。
これを知ったときにはめっちゃテンションが上がりました。
1階の出口の近くにはこんな像が迎えてくれます。
その他
そのほかにもいろいろと興味深いものはあります。
たとえば、インフォメーションの前にある地球儀。
英語が話せない人のために置いてあって、自分の国を指差せば、その国の言語で案内してくれるんだそうです(たぶん電話で)。
あと、こんなスキャンのゴミ箱もあります。
わたしが行ったときはセンサーが壊れていましたが、ゴミをセンサーにかざすと、どのゴミ箱に入れたらいいかを判別し教えてくれるそうです。
燃えるゴミとか燃えないゴミだけでなくいろいろありますからね。
まとめ
さて、今回はバンクーバー国際空港に到着してから、入国審査を通過する方法を紹介しました。
本当に機械化されてからラクになりました。
とりあえず、もしこの記事を日本で出国前に読んでいるとすれば、無料Wi-Fiのことを覚えておいてくださいね。
そして、バンクーバー国際空港で無料Wi-Fiに繋げて、もう一度この記事を読めばバッチリです!
ちなみに、上で使っている写真はバンクーバー空港でちゃんと「撮影してもいい?」と許可をとってから撮りました。
「え?! ここの写真?!」とびっくりされ(たぶん「おいおい、こんなとこ撮ってなにが楽しいんだ?!」という感じ)、半笑いされながら「もちろん!」と言ってもらいました。