子どものカナダ留学に親は付き添いとして住める?

ヨス

執筆者

カナダ大好きなブロガー。1年のうち1か月ほどはカナダに滞在。英語学習メディア「英語びより」の編集長。著書『効率化オタクが実践する 光速パソコン仕事術』『読まれる・稼げる ブログ術大全』。

カナダに移住したい、カナダで永住したいと思っている人の中には「ある裏技」に気づく人がいます。

それが「子どものカナダ留学に親が付き添う方法」です。

なかなか鋭いですね! 実は親に在留許可がなくても、この方法だと「子どもの保護者」として住む権利を得られます。

ところが、この方法には「お金がめちゃくちゃかかる」という弱点があります。

実際のところ、どのくらいの金額がかかるのでしょうか? 安くする方法はあるのでしょうか?

今回は、子どものカナダ留学に親が付き添う方法について、実際に体験したわたしが紹介します。

子どものカナダ留学に付き添えば親はずっと滞在できる

カナダに住みたい、永住したい、移住したいと思っている人は多いでしょう。

もし若い人ならワーキングホリデービザという方法があるのですが、30歳を超えてしまうと使えなくなります。

そうなると、カナダに移住するハードルが一気に高くなってしまうのです。

なぜなら、日本にいながら海外就職は無理ゲーだからです!

ところが、カナダに住み続けられる「裏技」があります。

それが子どものカナダ留学に付き添うという方法です。

子どもが留学しているかぎり親はずっとカナダで住める

この方法のポイントは、子どもがカナダの学校に通っているかぎり、親は無条件でカナダに住めることです。

ただし、親は「住める権利」がもらえるだけで、カナダでは働けません

そのため、子どもがカナダの学校に通い続けられるだけのお金がなければ不可能です。

では、どのくらいのお金があればいいのでしょうか?

子どものカナダ留学にかかる費用

こちらで紹介している金額は1ドル90円のときのレートです。

まず、子どもの学費として1年間に約150万円程度が必要となります。

子どもが3人いれば、150万円 × 3人 = 450万円/年ですね。

で、生活費は家賃が月に20万円ほど(バンクーバー圏内の場合)、生活費が月に10万円ほど。

つまり、1年で生活費として360万円が必要になります。

表にしてまとめますね。

 子ども1人子ども2人子ども3人
学費150万300万450万
家賃240万240万240万
生活費120万145万170万
合計510万685万860万
1年にかかる費用(航空費は含まない)

生活費は適当ですが、ざっくりとこのくらいかかるということです。

しかも、これが毎年かかるので、子ども3人いて、6年間いたとしたら5,160万円かかるという計算です。

高すぎるっ!!

親が公立カレッジに通うと子どもの教育費が無料に!

さらにここで裏技があります。

子どもの留学ではなく、親側の留学にするのです。

実は、親がカナダの公立カレッジに通っていると、子どもの学費が無料になります

公立カレッジの学費は、1年で150万円。2年通って卒業するまでに300万円ですみます

さらに配偶者は、カナダで働ける権利がもらえます。

つまり、カナダで親の片方が働きながら、もう片方の親は学校に通うということですね。

ただし、その場合は子どもの送り迎えと、家で面倒を見てもらうために「ベビーシッター」を雇う必要があります。

カナダでは12歳より小さい子どもを1人で登下校させたり、自宅にいさせることは許されていません。

ベビーシッター代は、1日4時間として週20時間。月間で80時間として、約15万円/月、1年間で180万円かかりますね。

では、親が留学した場合の費用をまとめます。

 子ども1人子ども2人子ども3人
学費(親)150万150万150万
学費(子)無料無料無料
家賃240万240万240万
生活費120万145万170万
ベビーシッター代180万180万180万
合計690万715万740万
親が留学する場合の1年間の費用(航空費は含まない)

子どもが多ければ多いほど、親が公立カレッジに入ったほうが安くなります。

では、ポイントとなる公立カレッジにはどうやって入ればいいのでしょうか?

少なくともIELTSという英語能力を測定するテストで6.5程度のスコアは必要です。

日本で有名な試験TOEICで変換すると最低でも820点以上……と聞くと、なかなかハードルが高いことが伝わると思います。

カナダに子どもの留学に付き添うためのポイントは「お金があるか?」

ここまで書いてきた内容をまとめると、なかなか非情な現実が見えてきますね。

可能かどうかのポイントは子どもが1人の場合で最低でも毎年510万円以上を払えるかどうかです。

これがカナダ(バンクーバー圏内)で親子留学を考えはじめるスタートラインになります。

めちゃくちゃお金がかかるので、お金に余裕がないとムリだということですね……。

「ではどんな人ならできるんだよ!」と言われそうなので、例を書き出しますね。

可能性のある例

  • 毎月の不労就労所得が一定額ある
  • 貯金が既に一定額程度ある
  • 家事/育児と両立しながらカナダでできる「高収入の仕事」がある

なかなか、子どもの留学に親が付き添うプランでカナダに住むことが難しいことがわかったのではないでしょうか?

まとめ

今回は、子どものカナダ留学に付き添うことでカナダに親も住み続けられるという裏技について紹介しました。

わたしの場合、カナダにいてもネットを通して日本円で収益を得られていたので、費用としてはクリアしていました。

でも子どもが英語の環境に馴染めず、半年を待たずして引き上げることになりましたが……。

きっとわたしのブログを読んでくださる人の中にも、この方法でカナダに住める人もいると思うので、その場合はぜひカナダ留学専門家の末永さんに連絡してください

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