円安が進み、カナダへの飛行機代も高くなってしまった昨今ですが、強い味方が現れました。
それがカナダ(バンクーバー)まで直行で行ける格安航空会社(LCC)の「ZIPAIR」です。
本記事ではJALグループのLCCであるZIPAIRの機内がどのような感じなのか、実際に乗った感想を紹介します。
ZIPAIRへ搭乗〜機内レポート
実際にZIPAIRでカナダ(バンクーバー)に行ってきたので、搭乗〜機内の様子までレポートをしますね。
ZIPAIRへチェックイン
では、ZIPAIRでチェックインしましょう。
こちらは成田空港 第一ターミナルにあるZIPAIRのチェックインカウンターです。
次の写真はバンクーバー国際空港のチェックインカウンターです。
チェックインカウンターだけでなく、機械でもチェックインできます。
ただ、わたしの場合、なぜか上手くいかず、エラーが出ました。
たまにできないこともあるらしく、そんなときは普通にチェックインですね。
国際空港でどうすればいいかわからない場合は、「海外旅行で空港に行ってなにをすればいいの?」が参考になりますよ。
ZIPAIRに搭乗
チケットには「Gate 21」と書かれていたので21ゲートを目指します(以下の写真はバンクーバーの69ゲート)。
上の写真内の女性が「46-57」というカードを持っていますよね。46列以降は先に乗る仕組みです。
なお、わたしの座席は46列目だったのですぐに乗れました!
ではZIPAIRに搭乗しましょう。
そして、ZIPAIRの入口はこちらです。
カナダに向かうZIPAIRの客室乗務員さんはほぼ日本人(全員?)でした。
ゆえに機内放送も日本語で言ってくれるし、海外旅行がはじめての人も英語が苦手な人も安心して乗れますね。
座席もかなりきれい。
10月に乗ったのでハロウィン仕様になっていました。
もちろん頭上に荷物棚がありますよ。
ちなみに、わたしが乗った46列目は「非常口座席」だったのでゆったりしていました。
こんな非常口があるため、ゆったりとしています。
すごく広くないですか? 46列目、最高です。
思いっきり足を前に伸ばしても問題ないレベル。
トイレに行くときも、となりの人を気にせずに行けて最高です。
もちろん「非常口席」なので、非常事態になれば乗客が脱出〜避難するのを手伝う必要がありますよ。
ZIPAIRの座席(エコノミークラス)
こちらは、ZIPAIRの座席(エコノミークラス)です。
座席に座って前を見ると……
そうです! ふつうの国際線のイスにあるはずのモニターがありません。
LCC(格安航空会社)なので、安い代わりにモニターは用意されていないんです。
なので、iPadにNetflixの番組をあらかじめダウンロードしておきました(←重要)。
動画や本などを用意していないと、ネットが使えないLCCの機内は厳しいです。
そして、上の画像のように、iPadのようなタブレットを置ける台もパカッと出ます。
ただし、前の人が動いたり座席を動かすとタブレットが派手に落ちてしまいます。
なにか固定できるような仕組みにしてほしいのですが……
タブレットの台の下には食べ物を食べるときや、PCを使うとき用のテーブルも出ます。
テーブルを出した状態が以下です。
次のように半分に折った状態でも使えます。
ちゃんと、半分に折った状態でもコップを置ける凹みがあるのはいいですね。
座った状態で足元を撮影すると次のような感じです。
ふつうの飛行機のエコノミークラスという感じです。
あと、LCCなので食事もありませんし、枕やブランケットもありません。
というか要らないですよね。それより安いほうがうれしい!!
前のテーブルの下あたりには電源があります。
USBもあるのでスマホの充電もばっちり。コンセントは「110V」「60Hz」に対応しています。
なお、非常口座席の場合は足元に電源がありますよ(下記画像)。
ZIPAIRのWi-Fi
ZIPAIRのWi-Fiは無料で使えます。
以下の「ZIPAIR_passenger」というのがそうですね。
わたしが使ったときは、遅すぎて使いものになりませんでした。
友人がアメリカから日本に帰るときに乗ったときはわりと使えたと言っていたので、使えるときは使えるようです。
ZIPAIRの機内食
ZIPAIRの機内食は通常では出ません。
ですが、ネット上で前もって注文することで出してもらうことはできます(詳細は公式ページ)。
「出発の24時間前まで/48時間前まで」のように、注文できるタイミングには制限があるのでご注意ください。
こちらのようなものは、機内のWi-Fiに繋いでネットから注文できます。
こちらは友人が頼んだハヤシライスの写真です。
美味しかったと言っていました。
ZIPAIRのトイレ
ZIPAIRのトイレは、機内の前方と後方にあります。
トイレが空いているかどうかは、次の写真のようなトイレのドアの上部のランプ色でわかる仕組みです。
こちらのようにグリーンならだれも入っていないということ(だれかが入って鍵を締めると赤くなる)。
トイレの中もきれいです。
標準的な大きさで標準的な機能の便器。
そして、標準的な蛇口でした。
ZIPAIRにの離陸後
離陸後、落ち着くと航空会社によっては飲み物やお手拭き、イヤホンを配ったりしますが、ZIPAIRではなにも配られません。
そのため、客室乗務員の行き来もすくなくなり、トイレなどで通路を通るときも行きやすいというメリットも。
客室乗務員の方たちも感じがよく、ゴミの回収はけっこうな頻度でまわってくる印象でした。
あと、決まった食事がないため、全員がいっせいに食事をとることもなく、においが充満しないのもいいなと思いました。けっこう苦手です。
なお、食事はオプションでお金を出せばもらえます。
ZIPAIRについて
さて、ZIPAIRの搭乗レポートをしましたが、今度はZIPAIRについて、知っておくと役に立つ情報をまとめます。
ZIPAIRでカナダまで行ける空港
まず、ZIPAIRでカナダまで行ける空港を紹介します。
とはいっても日本では成田国際空港にしかありません。
第1ターミナルの北ウィング4階にチェックインカウンターがありますよ。
ZIPAIRの荷物の制限は?
ZIPAIRの荷物の大きさ、重さ制限はどのくらいなのでしょうか?
こちらの2つにわけて見てみましょう。
- 機内持ち込み手荷物 …… 自分で持ち込むお荷物
- 受託手荷物 …… 預けるお荷物
ZIPAIRの機内持ち込み手荷物
以下は、ZIPAIRの機内に無料で持ち込める荷物の制限です。
サイズ | 重さ | |
---|---|---|
手荷物 | 40×25×55㎝ | 合計7kgまで |
身の回り品 | 35×25×45㎝ |
なお、追加料金を払えば、合計15kgまで持ち込み可能です(成田→バンクーバー:5,000円・バンクーバー→成田:52カナダドル)。
もちろん、小型のスーツケースもOKです。
ZIPAIRの受託手荷物
続いて、ZIPAIRの受託手荷物です。
チェックインカウンターで預けて、機内とは別の荷物置き場に運ばれる荷物のことですね。
ZIPAIRでは無料では荷物を預けられません。
1個につき追加料金を支払うことで預けられます。料金は成田→バンクーバー:7,000円、バンクーバー→成田:73カナダドルです。
サイズ、重さの制限は次のようになっていますよ。
サイズ | 重さ | |
---|---|---|
受託手荷物 | 3辺の和が203㎝以下 | 30kg/個 |
最大で5個まで預けられますが、1個の荷物につき料金がかかりますよ。
ZIPAIRのマイル
ZIPAIRではマイルはたまりませんが、ZIPAIRポイントというポイントがたまります。
JALのマイルとも相互交換できるので、実質として「JALマイルがたまる」と言ってもいいかもしれません。
まとめ
本記事では成田〜バンクーバー間のZIPAIRを搭乗レビューしました。
カナダに行く際は、もっとも安い方法で直行便なのでぜひご利用ください。